化粧品に入っているマイクロプラスチック
化粧品成分として使われるマイクロプラスチックには、1200種類以上あります。日本では合成ポリマーと言われているほとんどが、ヨーロッパの環境団体で生分解性のない液体状のマイクロプラスチックと定義されています。
マイクロプラスチックをなるべく肌に塗りたくない。そう思っても、複雑な名前や多すぎる種類を見て、避けるのを難しく思う人もいるかもしれません。
この記事では、多くの化粧品で使われている「アクリレーツコポリマー」というマイクロプラスチック成分について書いてみます。
* 毎週日曜日、化粧品選びの参考になる情報をLINE配信中。よりよい選択をするための情報をお届けしています。→LINE登録はこちらから
アクリレーツコポリマーってなに?
アクリレーツコポリマーは、いろんな化粧品に配合されています。
特に2016年に日本でマイクロビーズの使用規制が始まって以降、ポリエチレンやPET、PMMA、PVCなど「マイクロビーズ」として広く認知されているマイクロプラスチックに代わって、アクリレーツコポリマーの使用が大幅に増えました。
アクリル酸やメタクリル酸などで構成される小さい分子(モノマー)が2つ以上結合すると「アクリレーツコポリマー」と呼ばれます。
アクリレーツコポリマーは、さまざまな種類の分子と結合することができます。そのため、無数のバリエーションがあり、それぞれに異なった名前が付けられています。
「アクリル酸(アクリレーツ)〜〜ポリマー」という名前の成分を、化粧品の全成分表で見かけたことはありませんか?
- (アクリル酸/アクリル酸アルキル(C12-22))コポリマー
- (アクリレーツ/VP)コポリマー
- (アクリル酸/メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー
こういった名前の成分がアクリレーツコポリマー。つまりマイクロプラスチックです。
なぜアクリレーツコポリマーを配合するのか
- 肌のハリを演出するため
- シワ防止クリームで肌表面に膜を作るため
- メイク製品に水や汗への耐性を加えるため
- ヘアセット製品にテクスチャと湿気への耐性を加えるため
- ヘア製品の静電気防止や粉末原料の沈澱防止のため
- ネイル製品に粘着性を加えるため
アクリレーツコポリマーは、こんな目的で配合されています。しかし、肌や髪、爪などへの美容効果はありません。主に使用感や安定性の向上のために使われているんですね。
化粧品成分がなぜ配合されているのかを知ると、その成分が自分にとって本当に必要かそうでないかを判断するヒントになります。
ためになる情報をLINEで配信中
CONCIO AcademyのLINEアカウントでは、よりよい化粧品を選ぶための豆知識を発信しています。自分と大切な人、そして地球にとって本当に優しい選択をするために、ぜひお役立てください。
登録はこちらから→https://lin.ee/6hvsmjU
化粧品成分のリスクに着目する「CONCIO(コンシオ)」
CONCIOは化粧品成分によるアレルギーや肌刺激リスクに徹底的に着目。2500の成分を使わない敏感肌の人も使えるエシカルスキンケアブランドです。
使わない成分と同じぐらい厳しい基準で選んだ9つの保湿成分を配合。肌にしっかりとうるおいを与え、健やかな肌をサポートします。
*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。