ミツロウとは
ミツロウの原料は、はちみつを採取した後の蜂の巣。蜂の巣は、ミツバチがお腹から分泌する成分(ロウ)で作られます。
はちみつ採取後に蜂の巣を湯煎で溶かし、不純物を取り除いて固めたものがミツロウ。肌への使用は古代エジプト時代から続いているとされています。
現代では、次のような多くの製品にミツロウが使われています。
- 化粧水、乳液、フェイスクリームなどのスキンケア製品
- マスカラ、チーク、アイシャドウ、口紅などのメイクアップ製品
- 日焼け止め
- ハンドクリーム
- リップクリームなどのリップケア製品
- ベビークリームやベビーローション
ミツロウの肌への効果
保湿効果
ミツロウは皮膚に保護バリアを作ります。肌への密着度が高いため、肌表面の水分が逃げることを防いでくれます。その上、水分を引き寄せる保湿効果も。
つまり、水分を引き寄せて逃がさないことで、肌のうるおいをキープする効果が期待できます。加えて、ミツロウには肌をやわらかく保つ効果もあるとされています。
ダメージからの回復を助ける
ミツロウにはβ-カロテンが含まれています。β-カロテンには抗酸化作用があるほか、β-カロテンの一部はビタミンAに変換されて作用します。
つまり、ミツロウは肌に対するビタミンAの供給源となるということです。
ビタミンAはコラーゲンの分解を遅らせます。また、表皮の再生を刺激するため、ダメージを受けた後の肌の回復を促してくれます。
皮膚疾患にもミツロウ
ミツロウには抗菌作用もあります。そのため、ヤケドなど特定の皮膚疾患の治療に使用されてきました。症状を和らげる目的で、次のような皮膚疾患用の軟膏やクリームにも配合されていることがあります。
天然成分と合成成分、敏感肌にはどっちがいいか
ミツロウを含む天然成分と、同じような役割がある合成成分の効果を比較した研究があります。
敏感肌と診断された人を対象に、次のような化粧品を使った比較調査です。
- 天然成分処方と合成成分処方でクレンジングとクリームを用意
- どちらも刺激が少ない敏感肌用
- どちらにも、コンディショニングと鎮静効果がある
湿疹やアトピー性皮膚炎、酒さなどで敏感肌と診断された120人が、この2種類の化粧品を1日2回使いました。
天然成分処方には天然オイルとミツロウ、グリセリンなどが使用されました。
4週間後の結果では、天然成分処方で肌の見た目が34%改善。合成成分処方では4%の改善だったことから、天然成分処方の有効性が示されました。
保湿度においては、合成成分処方の方が優れていたものの、肌の透明感やさわった時のなめらかさなど、総合的に天然成分処方のほうが改善効果が見られたとされています。
つまり、敏感肌においては天然成分が肌荒れのリスクを抑えながら、肌を落ち着かせる効果が高いといえそう。最新の美容成分は誰にとっても魅力的。ですが、肌が敏感になっている時には肌に優しい天然成分を選んでみてもいいかもしれませんね。
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- アレルゲンや肌刺激になるリスクが高い成分を使わない
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