Vol.1:肌は強いと思っていた私が、マスク荒れから酒さに(前編)
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その後、ステロイドの使用による酒さ様皮膚炎と診断されました。
発症時の肌の様子や、ステロイドをやめるまでの経緯を伺いました。
ほてりと赤み、ゴワつきに悩まされる「酒さ」との付き合い
今日は松本さんの肌のことについて、色々とお伺いできればと思います。
まずは、ご自身の肌のお悩みについてお聞かせいただけますでしょうか。
はい。今の肌の状態で言うと、酒さという皮膚炎と常に付き合っているという状態でいます。
元々発症したのは酒さ様皮膚炎という、ステロイドを長期利用してしまったことで起こる皮膚炎から始まったんですけど、そこの治療をしだしてから寛解状態に今は当たるという感じなんです。
なので酒さ様皮膚炎でもあり、酒さ様皮膚炎になったことをきっかけに、元々おそらく酒さ体質だったのだろうということで、酒さと、ずっと長らく付き合っているという感じです。
どういう症状かというと、基本的にほてりやすいというのが一番大きな症状です。
何をしていても、最近だと夏があまりにも暑いので外に出ると必ずほてる。お風呂に入ってもほてるし、ちょっと人前で恥ずかしい思いをしたりしてもすぐにほてるし、という感じで、顔が赤くなるという症状なんです。
それも落ち着いている時とすごいひどい時で、すごい差があって。
ほてり、赤みみたいなものと、もう一つはニキビほどのブツブツじゃないんですけど、触った時にちょっとゴワゴワするような感じの症状というのが、今はずっと、何となく付き合い続けている症状としてあります。
きっかけはマスク荒れ。ステロイドの長期使用から顔全体の激しい症状へ
そうした症状は何年前くらいからとか、具体的に発症したようなタイミングは覚えてらっしゃいますか。
あります。発症について話すとすごく長くなってしまうと思うんですけれど、一番初めに発症したのは、2021年まで遡るんです。5年前まで遡るんですけれど。
元々は9月頃に、その頃まだまだコロナ禍だったのでマスクをつけていまして、マスク荒れをするようになって皮膚科に行ったんですね。
そこでステロイドを処方されて。ステロイドって強度が色々あるんですけれど、ミディアムクラスのステロイドを処方されて、それが無くなるまでしっかり塗り続けたんですよね。
私もすごい無知で、ステロイドの薬を長期利用してはいけないということも知らなくて。
なんならその薬がステロイドだということも分かってなくて、もらったまま3ヶ月くらいかけて塗り込んでしまって。
そうすると、12月くらいになって、全部薬を使い終わって使わなくなった途端に、すごい顔中が荒れに荒れたんですよね。
その時は今の酒さの症状とも少し違って、大量のニキビができたり、赤くて赤くて痒くて痒くてたまらないみたいになったりという症状が出まして。
顔全体、おでこから何から何まで、首まで発疹が出たりするくらいのすごくひどい状態になりました。その時にまたびっくりして皮膚科に通ったんですけれど、いろんな皮膚科を転々として。
ほとんどの皮膚科ではその時に酒さ様皮膚炎だという風にはおっしゃらなくて。さらに同じようなステロイドだったり、ステロイドと似たようなお薬をたくさん処方されてまた塗って、という感じでした。
手探りの病院選び。「ステロイド皮膚炎」の診断と「脱ステロイド」前の1年半
いくつか病院に行った中の最後に行ったところで、その時はステロイド皮膚炎という風に診断されたんですよね。
同じ酒さ様皮膚炎のことなんですけれど、ステロイドを長期利用したことで起こるものだというふうに言われて、その時に色々その先生と相談したんです。
私がその時ちょうど子供ができた、妊娠した時だったので、使えるお薬が限られるということもあって、ものすごく弱いウィーククラスのステロイドで症状を一旦抑えましょうというふうに先生に言われたんです。
一旦薬を塗ると治まるけれど、塗らないと出てくるという状態だったので、一旦すごく弱い弱いステロイドで症状を抑えましょう、と。
もうその時には、私はステロイド皮膚炎と言われているから、ステロイドが良くなかったと分かっているので、「なんとかこれをやめていかなきゃいけない」と思いながら使っているという状態でした。少しだけ症状が出たら使って、2〜3日に1回、症状が出た部分に塗るという感じで使い始めました。
そこから子供が生まれたりなんやかんやして、1年半くらい経った頃、2023年の6月から、「そろそろこのステロイドをやめなきゃいけないな」と思って、酒さ様皮膚炎の治療を本格的に開始したんです。
なので、遡るときっかけは2021年になるんですけれど、実際に皮膚炎と自分が対峙したのは2023年の6月の話で、そこからウィーククラスのずっと使っていたステロイドをやめて、酒さ様皮膚炎の治療を本格開始しました。
その時(ステロイドをやめた時)は、一番初めに出たようなニキビができて「何もできないくらいひどい状態」というのではなくて、私はほっぺにだけ症状が出たんですね。
ほっぺだけ真っ赤っかになって、ゴワゴワみたいなものができるという感じで、とにかく赤くて痒いので掻きたいけれど掻いちゃいけない、みたいな症状が、その時は出ているという感じです。

なので発症のタイミングとしては、2023年の6月になるのか。ちょっと難しいですけれど、そういう感じになります。
覚悟していてもパニックに。「酒さ」と向き合うための情報収集と心の準備
マスクで荒れてしまって、そこからお薬で抑えながら、でもやめると悪化してというのを繰り返しながら、ご自身としてはどういう気持ちで皮膚科に通われていましたか?
また、初めて皮膚科にかかってから、出産もされて、酒さ様皮膚炎に向き合うというようになるまでの気持ちの変化など、どういうお気持ちで向き合ってこられたんでしょうか?
初めはもう本当に何が起こったか分からなくて。 マスク荒れをするまでは、わりと皮膚は強い方だと自分では思っていて。そんなにニキビとかもできる体質でもなかったし、あんまり肌についてそこまで考えてなかったんですけれど、急にステロイドを塗って荒れた時に、とにかく不快感がすごかったです。
もう寝ることもできない。集中できないし、ずっと気になるから、寝ることすらできないくらい、顔中が痛いし痒いし熱いし、いっぱいニキビもできるしというので、本当にパニックな感じで、藁にもすがる思いでいろんな病院を回りました。
ステロイドを使っていたという自覚もなかったので、ステロイド皮膚炎だということも何も分からなくて、急に荒れてしまったんだと思って。
しかもちょうど妊娠したタイミングでもあったので、「妊娠初期症状」みたいなのもすごい調べて、手当たり次第いろいろ調べたんですよね。
いろんな病院を回って、やっとそのステロイドが原因じゃないかという話を聞いて、すごく納得しました。
そこから、私はたまたま妊娠ということがあったから、弱い弱いステロイドで1年半くらい向き合うまでに時間を、ちょっと猶予が与えられたという感じだったんですけれど、ある意味すごくその期間は私は良かったと思っています。
割と強めのステロイドを使ったことによって(皮膚炎に)なっていたのを、ウィークなステロイドを使って1年半、しかも自分で「やめていく!」という気持ちを持ちながら使ったことで、少しずつ「脱ステロイド」というのを、知らないうちに進められていたということも良かったと思います。
その間に「ステロイド皮膚炎」というふうに初めは言われたんですけれど、めちゃくちゃ調べて調べて、酒さ様皮膚炎という単語に自分で辿り着いていたんです。
酒さとか酒さ様皮膚炎について、すごい沢山調べて、関西だったらどこの病院の先生がこんなコラムを書いているとか、こんな論文があるとか、すごい1年半かけていっぱい調べて。
自分なりに素人なりに、色んなことを、(肌の)状態を抑えている状態(フラットな状態)で、「自分がもしステロイドを本当にやめていくってなったらどこの病院にしよう」とか、「どういうふうにきっと治っていくんじゃないかな」とか、イメージをたくさん頭の中に入れた状態で、本格的な治療というか向き合うところに行くことができたので、その1年半の猶予を与えられたというのが、私にとってはすごくよかったんですよね。
パニックになっていた時は、冷静な判断ができないので、本当に藁にもすがる思いで色々調べて、いろんなところに行って。
やっぱりそれでも、実際に2023年の6月に本格的な治療を始めたときも、ステロイドをやめたことで、すごいぶり返しが始めはあるのでパニックにはなるんですよ。
なるだろうなって分かっているのに、すごいパニックになって、謎の温泉水を試してみたりとか(笑)もう何万円もする、赤みに効くとかいう化粧水を買ってみたりとか、すっごいいろんなものを試して試して。
どれだけ期間を空けて覚悟していたと言っても、やっぱりパニックになって、今から考えると「なんであんなの買ったんだろう」とか、本当に怪しい(笑)
危なかったなと思うんですけど、20万円もする壺とか買わなくてよかったなと思います(笑)
精神的にはそういう感じでした。発症したときに本当にひどいパニックになっていたら、もっと多分大変だったと思うので、ちょっと猶予をもらえたことで、私の場合は精神的に少し落ち着いた状態で、治療を開始することができたっていう感じではありました。
覚悟を決めて始めた「脱保湿」。合わないものを減らす重要性
藁にもすがる気持ちでいろんなことを試して、いろんな皮膚科にも通われてっていうのは、CONCIOのお客様でも、そういうお肌の悩みを持った方が結構いらっしゃいます。
ステロイドをやめるためにまず取り組まれたことっていうのは何だったんですか?
酒さ様皮膚炎の専門医っていうのは、あまりいないかもしれないんですけど、そういう患者さんをたくさん見ていらっしゃる先生は、いろんな医院にいらっしゃると思うんですが、私が合うなと思って通った先生は「保湿をまずやめましょう」っていう考えを持っている先生だったんです。
今になって思うのは、先生は「保湿をやめましょう」っておっしゃったんですけど、その言葉の裏には、酒さ様皮膚炎とか酒さは、びっくりするくらい肌が弱い状態に、敏感な状態になっているから、「肌に塗るもの(成分)を極力減らしましょう」っていう意味だったと思うんです。
「いろんなものが入っているものを塗るぐらいだったら、何も塗らない方がマシ」っていう考えで、多分おっしゃっていたと思うんですけど、一言「脱保湿」っていう風におっしゃったんですね。
「脱保湿」って、保湿が正義だと思って生きてきた人間からすると、「えー!もうそんなの絶対無理です」って。保湿しないなんて「もう砂漠になっちゃいます」みたいな感じで、すごい怖くて。
でも、私はこの1年半で、とにかく「自分が信用した先生の言う通りにやってみよう」と思っていましたし、「脱保湿」というワードはその先生のコラムや他にも何人かの先生がおっしゃっていて、私自身も「脱保湿」は気になっていたので、一応頑張って続けてみようと思って。
(ステロイドをやめるために)私自身がやったことっていうのは、「脱保湿」が一番大きなものでした。
あとはよく酒さに効くとか、酒さ様皮膚炎に効くと言われている飲み薬だったり、塗り薬も処方はされたんですけれど、とにかく先生には
「本当に特効薬みたいなものがないし、ステロイドでこの皮膚炎を発症した人っていうのは、ステロイドを塗ったら治る経験を経て来ているから、”何かを塗ったら治る”と思って助けを求めて来られる方が多いんだけど、こうなってしまった皮膚炎は”何かを塗れば治る”とか、”何かを飲めば治る”というものではなくて、合わないものをとにかく減らしていくことが一番大事だから、まずは何かに頼るよりも脱保湿をして、今合っていないものをとにかく無くしていくということをしてください」
と言われました。
私自身はとにかく保湿をやめて、洗顔もほとんどせずに、お水でバシャバシャってするだけで。メイクももちろんしないですし、とにかくもう何もしないということを徹底してやっていました。
完全にほとんど洗顔もしない、メイクもしない、化粧品を多分ほとんど使われなかった期間だったと思うんですけれども、どのくらい継続されたんですか?
これは本当に一進一退で、「あ、今日すごい調子いいな」と思う日もあれば、次の日になるとまた真っ赤になっていて。すごく一喜一憂させられる皮膚炎なんですけど。

それでも、この一喜一憂の波がだんだん落ち着いてきて、1ヶ月ぐらい経ったときに少しマシにはなっていたんです。
でも、そこからまた1ヶ月かけて、すごい荒れた時期があったんですね。ちょうど(脱保湿を始めてから)2ヶ月ぐらい経った頃に、すごい急に荒れ出して。
そのときに、たまたまイチジクを食べて、私の場合は、アレルギーでアナフィラキシーになったんです。
まさか自分がアレルギーだなんて!食生活の変化で肌が悪化
これまでイチジクってずっと食べてきたんですけど、皮膚炎になってから食べたことがなくて、たまたま生のイチジクを食べたときに顔がパンパンに腫れ上がって。本当に完全にアナフィラキシーショックという感じになって。

今まで自分がアレルギー体質だったということがなかったので、その時にアレルギーを初めて疑うようになったんです。
急速に(肌が)荒れ出した1ヶ月の生活の変化を考えたときに、ちょうど娘の離乳食の進み具合の中で、バナナを毎日食べるようになったんです、娘が。
1本は食べられないから半分にカットして娘にあげて、残り半分を私が食べるというのが唯一の変化だったんですよ、大きな変化と言うと。
毎日毎日バナナを食べるようになって、もしかして私バナナのアレルギーがあったのかなと思って、バナナをやめてみたんです。そうすると、みるみる良くなっていって(笑)
それを皮膚科の先生に相談してみたら、「おそらくその通り(バナナアレルギー)だろう」とおっしゃって。
さっきも申し上げた通り、ちょっとしたことに反応する状態に(肌が)なってしまっているので、これまではアレルギーではなかった微量のものが反応して、肌が荒れてしまったという状態だったんだろうなと思います。
そこから、食べるものをすごい意識するようになりました。
元々、カフェインだったりお酒もそうですし、あとは辛いものとか、そういう顔の血流が良くなったりするものも食べないように気をつけてはいたんですけど、その(バナナ)アレルギーをきっかけに、さらに食べるものをすごく気をつけるようになって。
それで、少しずつ寛解していって、本当にみるみる良くなったので、2ヶ月目ぐらいで荒れて、発症してから4ヶ月目ぐらいでは、ずいぶんマシな状態になったんです。
もちろん、先生にはアレルギーの薬も処方していただいて、飲み薬が少し増えたんですけれども、4ヶ月ぐらいでだいぶマシな状態になったので、自分の中でその頃から保湿を再開したいなという気持ちが出てきたんです。
少しずつ再開した保湿で重視したのは成分が少ないこと
やっぱり年齢的にも30代の後半だったので、小ジワが(笑)
もう驚くほど、本当に保湿をやめると、信じられないくらいのスピードで小ジワが増えて
まさに乾燥小ジワで、笑顔でニッコリするシワだったら可愛いんですけど、そうじゃなくて、おでこのあたりとかに横にちっちゃい小ジワみたいなのがファーって出たりとか、この辺(鼻の付け根、目頭の辺り)にもすごい小ジワが出だして、びっくりして。
これはちょっと、いくら保湿がダメだと言われても、保湿をそろそろ再開しないと、私はとんでもないことになってしまう!と思いまして。
なので4ヶ月目くらいから、2日に1回くらいの割合で、化粧水だけ少しずつ再開していきました。
その頃はまだCONCIOさんに出会ってないんですけど、それでもやっぱり、なるべく成分の少ないものを出している会社さんを調べて、成分の少ないものを試して、何にも出なければそれを使うっていう感じで。少しずつ試していったっていうのが保湿を再開した時になります
*CONCIOの製品はすべての人で刺激や肌荒れが起こらないわけではありません。
*効果の感じ方には個人差があります。また、CONCIOは医薬品ではないため、皮膚疾患を治療するものではありません。
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