87%の化粧品にマイクロプラスチック!?
CONCIOの化粧品には、合成ポリマーやシリコーンを一切使用していません。これはCONCIOが最重要視しているポリシーのひとつです。
なぜ、そんなポリシーを掲げることなったのか。
それは、
"87%の化粧品にマイクロプラスチックが含まれている"
という、オランダの環境団体の調査結果を見たことがきっかけでした。
そして、ヨーロッパでは、合成ポリマーやシリコーンが
「液体マイクロプラスチック」
と呼ばれていることを知ったのです。
1分あたり7kgのマイクロプラスチックが排水されている
同じ団体の調査では、他にもなかなかショッキングなデータが公表されていました。
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中には1.6ミクロンのマイクロプラも
これらの調査で化粧品から検出されたマイクロプラスチックは、60〜80μmのサイズのものが多かったそうです。
ただ、中には1.6μmのものもあったとか。
これがどのぐらいのサイズかというと…(⇩と比べてみましょう)
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つまり、化粧品に使われているマイクロプラが花粉よりも小さいことは珍しくないということ。
それどころか、空気感染する病原菌よりも小さいものもあるのです。
(ノロウィルスやインフルエンザウィルスよりは小さいようです)
どちらにしても、1粒が目で見えるようなサイズではありません。
肌からは侵入しないって本当?
こういうことを言うと、
「皮膚にはバリア機能があるから化粧品成分が身体に影響することはない」
という指摘をよくされます。
でも、人間の皮膚細胞のサイズは平均20μm。
もし、化粧品成分のサイズがこれよりも小さければ…
「皮膚細胞を通り抜ける可能性は絶対にない!」と言い切れるでしょうか?
リスクはまだよくわからない
化粧品に使われている小さな小さなマイクロプラスチックが体内に侵入するのか。
体内に侵入した場合、人間の体に影響を及ぼすのか。
実は、こうした疑問に対する答えはまだ出ていません。
なぜなら世界的に研究や調査がまだ始まったばかりで、結論が出ていないからです。
皆さんはどう思いますか?
CONCIOでは「リスクがわからないことがリスクだ」と考え、合成ポリマーやリシコーンは一切使わない方針を決めました。
これらの成分には、肌そのものを改善する効果も特にないことも、私たちの決断を後押ししました。
一方で、こうした合成成分は化粧品の機能性を高めたり、使用感をよくする効果が抜群。高級感のあるテクスチャも作れますし、原価も安く抑えられます。
どちらを選んでもメリットとデメリットがあるんです。
世界中の化粧品メーカーや環境団体においても、賛否両論があるこのテーマ。
皆さんはどう思いますか?
よかったら考えを聞かせてくださいね。
CONCIO
木本惠子