BGが多くの化粧品に入っている理由と安全性

BGが多くの化粧品に入っている理由と安全性

BGとは

化粧品の全成分表にはBGと記載されている成分。正式な名称は「ブチレングリコール」または「1,3-ブチレングリコール」といいます。トウモロコシやサトウキビ、または石油を蒸留して得られる有機アルコール。無色で粘性のある水溶性の液体です。

一般的に皮膚への刺激が少ない安全な成分として知られ、多くのスキンケア製品に使われています。近年は、肌への刺激が強めのPG(プロピレングリコール)の代わりに使われる例が増えています。

BGが化粧品で使われる理由

化粧水や乳液、クレンジング、シートマスク。BGが使われるのは、基礎化粧品だけではありません。メイクアップやヘアケア製品でもよく配合されています。

多くの化粧品で使われる理由は、BGが複数の役割を担ってくれる成分だから。例えば、BGには下記のような働きがあります。

肌を保湿する

BGには肌の水分を引き寄せ、肌をしっとりと保湿する働きがあります。

皮膚を柔らかくする

BGにはエモリエント作用も。肌の表面をコーティングし、水分を失わないようバリアを形成。表面に水分が保たれることで、肌が柔らかくなります。

他の成分を溶かす

他の成分を溶かして安定させます。そのため、植物エキスを抽出する際の抽出剤としても使われます。

安定性を与える

有効成分や揮発性化合物の効果や香りが失われることを防ぎます。また、製品の結晶化や乾燥も防ぎます。

防腐効果

BGには抗菌作用があります。そのため化粧品の防腐効果を高めることができます。また、微生物による腐敗を防ぐ働きも。

化粧品のテクスチャーをよくする

化粧品の粘度を下げて、なめらかな使用感を維持します。そうして顔や体に塗りやすい化粧品にすることができるのです。

BGはさまざまな化粧品に配合されて多くの役割を担っています。

 多くの人にとって安全とされているBG

BGは多くの機関で安全と評価されています。肌への刺激性も低く、アレルギー反応が起こることもごく稀。そのため敏感肌用の製品や医薬品の外用薬でもよく使われています。

しかし、誰しもが、ほぼすべての化粧品成分においてアレルギー反応を起こす可能性はあります。そしてそれはBGでも同じ。アレルギーが生じる可能性は完全にゼロではありません。

BGのアレルギー事例は、日本皮膚科学会が2014年に報告しています。ここでは28歳の女性が化粧品に配合されたBGにアレルギー反応を起こしたケースが示されています。しかし同時に、BGに対するアレルギー発症は一般的ではないとも明記されています。

BGとPGは似ている?

BGは別の化粧品成分であるPG(プロピレングリコール)に似ていると言われることがあります。確かに分子構造は似ていて、保湿効果や防腐効果が期待される点は同じ。

ですが、化粧品への配合目的や安全性の観点では少し異なります。
PGは肌への浸透性やアレルギー性がしばしば懸念点として挙げられます。リスク評価については賛否両論がありますが、肌に対するより安全な選択肢としてBGが選ばれることが増えているようです。

自分の肌タイプや状態に合わせて、よりやさしい選択をしたいですね。

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