UV防止にはオキシベンゾン?
化粧品にオキシベンゾンという成分が入っていることがあります。特に、日焼け止めやUV効果がある化粧下地、ファンデーションなどでよく見かけます。
でも実はこの成分、一部の人には避けられがち。
日本では気にしている人は多くないかもしれません。ですが、詳しく知ると、次回あなたが化粧品を選ぶ時にも成分を確認したくなるかもしれません。
この記事ではオキシベンゾンに注意したい理由を詳しく解説します。
オキシベンゾンは紫外線吸収剤
オキシベンゾンは「ベンゾフェノン」と呼ばれる物質の仲間。
紫外線からの保護を目的として、日焼け止めやベースメイク、リップクリームなどの化粧品によく配合されています。
日本では「紫外線吸収剤」の一つとしても知られています。
サンゴなどの海の生き物などに毒性があるとして、パラオやハワイなど一部の国や地域のビーチでは使用が禁止されている成分の一つ。
また、自然には分解されにくく水中に蓄積することも指摘されています。そのため、日焼け止めでの配合は世界的に減少傾向にあるようです。
ただ、オキシベンゾンの毒性は決して海の生き物だけに影響するわけではありません。
実は、発がん性や内分泌かく乱作用、臓器系毒性にも関連しているとも言われています。つまり、人間にとっても高い毒性があるかもしれないということです。
安定剤としても使われるオキシベンゾン
オキシベンゾンは紫外線吸収剤のほか、化粧品の品質を安定させる目的でも配合されることがあります。そのため、日焼け止め以外の下記のような化粧品にも入っていることがあります。
- 保湿クリーム
- リップクリーム
- マニキュア
あなたが毎日使っている化粧品にも入っているかもしれません。
オキシベンゾンの安全性
様々な化粧品で使われるオキシベンゾン。ですが近年、ホルモンバランスを乱す内分泌かく乱物質であることを示す論文が増えています。
まだ確実な結論に至るにはデータが足りない状況ではあります。しかし、下記のようなリスクを示す発表は増えているようです。
- オキシベンゾンへの暴露量が甲状腺ホルモン、テストステロン、腎機能、思春期の兆候に関連
- 特にオキシベンゾン-3は、がん細胞の増殖、生殖能力、神経発達などに悪影響を及ぼす可能性
- 人間の乳がん細胞株においてオキシベンゾンがエストロゲン活性に影響を与える可能性
- オキシベンゾンは皮膚を透過して血液、腎臓、肝臓に蓄積する
- 妊婦の尿や血液、胎児や臍帯血の中からもオキシベンゾン検出
- 尿中のオキシベンゾンの濃度が中〜高レベルの女性は、日本の指定難病であるヒルシュスプルング病の新生児を出産する可能性
まとめ
化粧品はキレイになるために使うもの。だから、美容成分や話題の成分は魅力的です。
ですが、健やかなスキンケアを目指すなら「何が入っているか」ではなく「何が入っていないか」に着目するのもいいかもしれません。
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