紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶべき理由

紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶべき理由(前編)

その日焼け止めクリーム、毎日塗っても大丈夫?

日焼けによる肌への悪影響は、今や当たり前のように知られています。
シワやシミができるんじゃないかって、確かに気になりますよね。そのため、季節や天候に関わらず、毎日欠かさず日焼け止めクリームを塗っている人も多いのではないでしょうか。

でも、毎日塗っているその日焼け止めにどんな成分が入っているか、気にしていますか?

紫外線吸収剤フリー

日焼け止めを塗ると肌が荒れる人も多いようです。

だから、なるべく肌に負担が少ない日焼け止めを選びたい人もたくさんいるはず。そんな人の中には「紫外線吸収剤不使用」と書かれているものを選ぶ人も多いかもしれません。

確かにそれはいい選択といえるのですが、なぜ「紫外線吸収剤」が入っていないほうがいいのでしょうか。

紫外線吸収剤の安全性

紫外線吸収剤の安全性と効果は不明

実は、紫外線吸収剤には様々なリスクが指摘されています。

2021年、アメリカのFDA(食品医薬品局)は日焼け止め成分の規制を更新すべきだとの意見を提出。その際に実施された安全性調査では、驚くべき報告がされました。

なんと、12種類の日焼け止め成分の安全性と効果が、データ不足のため認められていないとされたのです。いずれも一般的な日焼け止めで使用されることが多い成分なのに。

「安全で日焼け止め効果がある」と評価されたのは酸化亜鉛と酸化チタン。たった2つだけでした。
*下の表は、検証された紫外線防止剤の安全性と経皮吸収評価の一部です。

紫外線吸収剤の安全性と効果をまとめた表

しかも、安全性が確認されなかった成分の内分泌かく乱性も指摘されています。指摘されたのは下記の成分。

  • オキシベンゾン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • ホモサレート
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

これらの成分にはホルモン作用を示す研究が数多くあるため、各国で確認・規制に向けた調査も進んでいます

配合基準が国によって違う

アメリカだけでなく、EUの消費者安全科学委員会でもオキシベンゾンとホモサレートの安全性に関する見解を公表しています。

それによると、オキシベンゾンは2.2%ホモサレートは1.4%までの配合にすべきと提案されています。一方、日本ではオキシベンゾンは種類によって異なりますが、5〜10%。ホモサレートは10%まで配合することができます。

EUが提案する基準を大幅に超えていますね。しかし、現在のところ改定の予定はなさそうです。

皮膚から体内に吸収される紫外線吸収剤

FDAの調査結果では下記のすべての紫外線吸収剤が、肌に塗った後に体内に吸収されることが明らかになりました。

  • オキシベンゾン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • ホモサレート
  • サリチル酸オクチル
  • オクトクリレン
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン

紫外線吸収剤が皮膚から吸収された際、その影響は塗った直後だけではありません。使用をやめて数週間たった後でも、皮膚や血液から検出されることがわかりました。実際、これまでに母乳や尿からも検出されています。

それだけではありません。

サリチル酸オクチルには強いアレルギー性など、紫外線吸収剤にはそれぞれリスクがあることも示されています。

各紫外線吸収剤のリスクはこちらで詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。

*紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶべき理由(後編)はこちら

 

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