ナイアシンアミドとビタミンCで刺激?
ナイアシンアミドとビタミンCは両方とも人気のある美容成分ですよね。肌の炎症を和らげたり美白効果だったり。さまざまな効果を期待して多くの化粧品に配合されています。
一方で、下記のような情報を目にすることがあります。
「高濃度のビタミンCとナイアシンアミドを組み合わせると危険」
「ビタミンCとナイアシンアミドを併用すると刺激を感じやすい」
でもこれって本当なんでしょうか。
この記事ではその検証をしてみたいと思います。
ビタミンCについて:敏感肌にビタミンC美容液は刺激が強い?
ナイアシンアミドとは
この2つの成分の組み合わせを検証する前に、それぞれどんな成分かを簡単に説明します。
まずはナイアシンアミド。
ビタミンB3の一種であるナイアシンアミドには以下のような美肌効果が期待されています。
- 保湿力アップ
- 色素沈着を和らげる
- 肌のトーンを均一にする
- エイジングサインに働きかける
- 毛穴に働きかける
- 皮脂の分泌を調整することでニキビを緩和
- 顔の赤みを抑える
また、成分の安全性を審査するアメリカのEWGでは安全性が高いと評価。嬉しい美容効果に加えて安全。魅力的な美容成分ですね。
ビタミンCの効果
次にビタミンCについて。ビタミンCの抗酸化作用は有名ですが、肌に期待される具体的な効果は下記のとおり。
- コラーゲンの生成を促すことで肌にハリを与える
- 肌を明るくする(くすみの改善)
- 炎症を抑える
- ニキビや肌ダメージによる跡を薄くする可能性
ナイアシンアミドとビタミンCは一緒に使ってOK
この2つの成分の併用はダメ!という噂。
答えを言うと、気にしなくても大丈夫。
つまり、ナイアシンアミドとビタミンCを併用しても問題ありません。
むしろ、この2つの成分にはお互いに補い合い、一緒に使うことでそれぞれの効果が高まる可能性もあるのです。
では、どうして「一緒に使うのはダメ!」という情報があるのでしょう?
それは、1960年代の古い研究に基づいている可能性が高そう。
1960年代当時、高濃度のナイアシンアミドとアスコルビン酸というビタミンCを非常に高温で結合させた複数の研究がありました。研究では、高濃度の両成分を高温で結合。すると、皮膚を刺激するニコチン酸が形成されることが示されたのです。
ただ、一般的に化粧品は常温で保管・使用しますよね。
だから普段のスキンケアでナイアシンアミドとビタミンCを一緒に使っても、ニコチン酸が生成されるリスクはないのです。
ただし、高濃度には注意
クリニック調査では、ナイアシンアミドは10%までであれば肌刺激を感じないと報告されています。5%までであれば、ほとんどの人が違和感を感じないことも示されています。
逆に言えば、これ以上高い濃度になると肌に刺激を感じる人が増える可能性もあるということですね。
また、ビタミンCは市販の化粧品でも25%などの高濃度での配合もめずらしくありません。
ですが、こちらも配合濃度が高くなるほど肌への刺激も強くなりがち。
肌に嬉しい成分だからといって高濃度配合のものを選ぶと、かえってトラブルの原因になる可能性もあるのです。
どちらも肌に合っていない場合は赤みや痒み・炎症を起こすことがわかっています。特に敏感肌の人は肌の様子を見ながら、美しい肌を目指したいですね。
LINEでしか言えない情報も配信中
CONCIO AcademyのLINEアカウントでは、より安心な化粧品を選ぶために役立つ情報を発信しています。
登録はこちらから→https://lin.ee/jAkRPAs
化粧品成分のリスクをとことん研究した「CONCIO(コンシオ)」
CONCIOは日本で初めてEWG認証を取得した新基準の無添加スキンケア。
化粧品成分による肌刺激やアレルギーのリスクに着目し、2500の成分を使わない独自の安全基準を徹底。
世界基準の安心を日本の敏感肌に届けています。
*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。