保湿に優れたスクワラン
私たちの体には、肌をうるおす機能が備わっています。でも、いつでも誰でも十分なうるおいを得られるわけではありません。特に年齢を重ねるごとに、うるおいを感じにくくなります。だからこそ、私たちはたくさんの化粧品を使って保湿をしようとします。
スクワランは数ある保湿剤のひとつ。人間の皮脂のような働きで、肌を柔らかくしてくれます。また、天然由来の抗酸化物質でもあります。
スクワラン?スクワレン?
スクワレンは人間の皮膚細胞が自然に作り出す脂質。歳を重ねるごとに作り出される量が少なくなります。10代をピークに、20代から30代にかけて減少。そのため、加齢により肌が乾燥を感じやすく、ごわつきも感じられるようになるのです。
スクワレンは人間だけが作る脂質ではありません。サメの肝臓やオリーブ果実、米ぬかやサトウキビにも存在しています。
これらのスクワレンを化粧品で使えるよう安定させたのが、スクワランです。
スクワランがもたらす効果
健康的な肌に必要なうるおい。スクワランを肌に塗ることで、足りなくなったスクワレンを補い、うるおい効果が期待できます。
また、スクワランに含まれる抗酸化物質は、肌のダメージやフリーラジカルも防いでくれます。日常的に使うことでコラーゲンの生成を促進し、ハリのある肌へと導いてくれます。
スクワランの髪への効果
スクワランの嬉しい効果は顔やボディ以外でも。特にヘアケアに使用するのがおすすめです。
髪に潤いを与えることでツヤが増し、切れ毛を防ぐと言われています。髪にも本来自然のオイルが備わっています。しかし、天候、年齢、食生活、紫外線などによるダメージで髪は乾燥してしまいます。
スクワランは髪の油分を補い、さらなるダメージから髪を守ってくれるのです。
ニキビ肌やオイリー肌にも
ニキビ肌やオイリー肌の方は、間違ったスキンケア製品を使うと、吹き出物ができやすくなることが。また、シミを悪化させることもあります。しかし、スクワランはどんな肌タイプでも使える優秀な保湿剤。
他のオイルや保湿剤が重すぎたりオイリーすぎて肌に合わない場合でも、スクワランなら問題なく使えることも。軽い使用感でノンコメドジェニックなので、毛穴を詰まらせることはありません。
スクワランを選ぶときには
上述したとおり、スクワランはサメの肝臓から採取されることがあります。
その場合、決して環境にやさしく持続的な選択とは言えません。
サメではなく、植物由来のスクワランを使用しているものを選ぶようにしましょう。
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