t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは安全?日焼け止めを毎日塗る人へ

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは安全?日焼け止めを毎日塗る人へ

日焼け止めを毎日塗る人が知っておきたいこと

美白への意識が高い日本では、冬でも日焼け止めを塗っている人は多いですね。

紫外線による肌への負担は避けたい。そんな気持ちはよくわかります。

でも同時に、毎日塗る日焼け止めにはリスクが隠れていることも。知識を持っておくことで思わぬ肌トラブルを避けられるかもしれません。

そこで、この記事ではt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンという日焼け止め成分について詳しく解説。
長い名前の成分ですが、見分けられるようになると安心です。

関連記事:紫外線吸収剤フリーの日焼け止めを選ぶべき理由

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンとは

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、UVAを遮るUVフィルター。
別名「アボベンゾン」とも呼ばれる紫外線吸収剤です。

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンはUVAを遮る紫外線吸収剤

化学的に合成して作られる物質で、広い範囲のUVAを吸収することができます。1980年代から世界中の日焼け止めに配合され始めました。

長年使われてきた成分ですが、安定性が悪いのがデメリット。日光に当たると分解されてしまうのです。

そのため、下記のような安定性が高い別の紫外線吸収剤と組み合わせて、配合されることが多いです。

特にt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンとオクトクリレンの組み合わせは、非常に高いUVA防止効果があるとされています。

ただ、こうした紫外線吸収剤にはリスクも指摘されています。

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンのリスク

1. 皮膚アレルギー

米国のEWGのレポートでは、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンはアレルギー反応を引き起こす可能性があるとされています。

ただ、よく一緒に配合される別の成分に対するアレルギーであることもよくあるのだとか。
どの物質に肌が反応しているのか、見極めるのが難しいことも多そうです。

 EWGとは?

米国ワシントンを拠点にする団体で、食品や化粧品の毒性物質や安全性に対する消費者の意識向上を目指す世界最大のオンラインコミュニティ。

化学者を含む多くの専門家が化粧品成分の安全性を評価しています。

関連記事:アレルギーのリスクがある4つの化粧品成分

2. ホルモンの働きを邪魔する

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンには、健康さらに深刻な影響を与える可能性もあります。
それは内分泌系、つまり体内に存在するホルモンの働きを邪魔する作用です。

t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンには内分泌かく乱作用がある可能性も

先ほどのEWGのレポートでは、テストステロンの作用を阻害する可能性が書かれています。

テストステロンは男性ホルモン。女性の体内でも少し分泌されていて、骨格や筋肉の発達に関わるホルモンです。テストステロン値が低い女性はPMS(月経前症候群)や更年期障害が出やすい傾向があるという説もあります。

思わぬ影響を避けるために

日焼けしないための紫外線対策は大切。
でも、どんな化粧品や成分を毎日肌に塗っているかを気にすることも重要です。

上記のように、紫外線吸収剤による影響は肌だけでなく体内の見えないところに及ぶことがあるからです。

「t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン」

長い成分名ですから覚えにくいですよね。

でも、少しだけ成分を気にする習慣をつけることで、よりクリーンな化粧品を選ぶきっかけになるかもしれません。

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*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。

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