全身にふれる入浴剤
少し寒くなってくると、お風呂の時間が恋しくなります。
「リラックスできるから」
「体のめぐりをよくしたい」
「肌がカサつくから保湿!」
などの理由で、入浴剤を使う人も多いかもしれません。
が、ちょっと待ってください。
入浴剤の成分、ちゃんと見ていますか?
浴槽に入れる入浴剤は、体全身に触れるもの。
限られた部位だけに使うスキンケアに比べて、触れる面積が圧倒的に広いですよね。
つまり、それだけ成分による影響を受けやすいとも言えます。
いい成分だけならいいのです。
でも、肌や健康には不要な成分が入っていれば、そういった成分にも全身が触れることになってしまいます。
市販の入浴剤の成分
ということで、ドラッグストアで入浴剤の成分を見てみました。すると、ほとんどに香料と着色料が入っていました⇩
合成ポリマーなど、他にも気になる成分はあるものの、とにかく人工的な香りと色をつけた入浴剤の多いこと…
もちろん、お気に入りの香りや色でリラックスしてお風呂につかりたいという人もいると思います。決してそれを否定するわけではないのですが…
肌のことだけを考えたら「香料も色もなくてもいいのでは?」と、ついつい思ってしまうのです(もはや職業病です)。
香りが不要だと思う理由
これまでに何度もお伝えしていますが、化粧品で赤くなったり痒くなったりというトラブルが起こる最大の原因は
- 防腐剤
- 香料
と言われています。
詳しくはこちらを読んでいただきたいのですが、合成香料には無数の化学物質が使われていてアレルゲンも多いです。
また、精油だったら大丈夫でしょ?という人もいますが、そうでしょうか?
精油は皮膚から吸収されます。そして体内で少しずつ抗体が作られて、アレルギーを発症する準備を進めます(花粉症と同じですね)。
つまり、合成・天然に関係なく香料にはアレルギーリスクが高いものが多いということなんです(EUの消費者安全科学委員会のデータを見れば一目瞭然)。
もちろん全員が必ずアレルギーになるわけではありません(これも花粉症と同じ)が、誰でも発症するリスクはあるんです。
(実際にCONCIOを使いの方には「精油も一切ダメ」という方が本当に多いんです…)
色が不要だと思う理由
メイク製品なら仕方ありませんが、スキンケア製品や入浴剤に色は不要だと考えています。
理由はシンプルで、メリットよりもデメリットが大きいから。
私の元にはアイシャドウやリップで赤く腫れたという相談もよく届きます。そういう方の多くは合成着色剤(タール系色素とも呼ばれる)が合っていないんです。
が、たくさんの入浴剤に合成着色剤が配合されていました。
*合成着色剤とは「青1」「黄4」「赤227」などのように「色+数字」で記載された成分です。
目元や口元に少し塗っただけで赤くなってしまう成分が全身に触れてしまったら…
そう想像するだけで「色はいらないかも」と思いませんか?
入浴剤を選ぶなら
ここまで書いておいてなんですが、入浴剤を使うな!とか入浴剤は怖い!とビビらせるつもりは全くありません(笑)
でも、入浴剤を選ぶなら
- 無香料
- 無着色
を選ぶとほうが、少し安心かなぁと思います。
せっかくのバスタイムですから、心からホッとできるアイテムを選んでいただける参考にしていただけると嬉しいです。
CONCIO
木本惠子
*入浴剤代わりにクレイはどうなの?というご質問も時々いただきます。そちらは別途ブログを書きましたので、ご興味があれば読んでみてください⇩
クレイは肌にいい?スキンケアに取り入れるべき人と注意すべき人