食器用洗剤で肌が荒れる
毎日の洗い物で手肌が荒れる。カサカサになる。ひび割れ・アカギレがひどい。
そんな手荒れの悩みを持っている人がたくさんいます。でも、どうして食器を洗うと手が荒れるのでしょうか?
その理由は、食器用洗剤に入っている合成の界面活性剤。食器についた油汚れなどは、水だけでは落ちません。そのため、油と水をなじませて落とす洗浄成分として界面活性剤が使われています。
食器用洗剤はフライパンやお皿にこびりついた油汚れをしっかり落とさないといけません。そのため、界面活性剤が高濃度で配合されています。
しかし、洗浄力が高い界面活性剤が使われると、手肌のうるおい(油分や皮脂)も、食器の油汚れを一緒にごっそり洗い流されます。そうすると手が乾燥し、手指が荒れてしまうのです。
食器用洗剤は3種類ある
洗剤で使われる界面活性剤には、様々な種類があります。その種類と配合量によって、食器用洗剤は3つに分類されます。
台所用合成洗剤
使用されている界面活性剤のうち、40%以上が純石けん以外の界面活性剤。
ほとんどの場合、下記のような合成の界面活性剤が使われています。
- アルキル硫酸エステルナトリウム
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
- ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- アルキルトリメチルアンモニウム塩
台所用石けん
合成の界面活性剤は使用されていない。
純石けんだけが界面活性剤として使われている。
台所用複合石けん
純石けん以外の界面活性剤が使われている。
純石けん以外のの界面活性剤は40%未満。
オーガニック認証の洗剤はナチュラル?
一つ、ここで注意したいことが。それは、うたい文句に「ナチュラル」「オーガニック」と書いていても、その食器用洗剤がナチュラルか合成かは判断できないということ。つまり、「一見ナチュラルっぽくても、実は合成界面活性剤が使われた合成洗剤」ということが、よくあるのです。
理由は、「天然由来の界面活性剤」の中には、化学的な加工がされた合成成分があるから。由来は自然のもの。でも、合成されているので、そういった界面活性剤が使われているものは「合成洗剤」になるんですね。
「でも、この洗剤にはオーガニック認証マークがついているから大丈夫!」
そう思っている人もいるかもしれません。実は、オーガニック認証マークがついているものでも同じ。後ろの表示を見ると、実は合成洗剤だったなんてこともあるのです。
ナチュラルな洗剤を選ぶには
では、手肌への負担が大きい合成洗剤を避けたい場合、どうやって洗剤を選べばいいのでしょうか?
答えは簡単。洗剤を手に取り、下の2ステップで確認するだけです。
- 洗剤の後ろの表示を見る
- 「品名」に「台所用石けん」と書かれているかをチェック
品名に「台所用合成洗剤」と書かれていれば、その洗剤には合成の界面活性剤が使用されています。パッケージに「ナチュラル」や「オーガニック」と書かれていても、裏面ではごまかせないのです。
できるだけナチュラルなものを選びたい人は、「台所用石けん」と書かれたものを選ぶのがいいでしょう。
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