全成分表示には記載されない1,4-ジオキサン
化粧品やパーソナルケア製品の成分を作るときには、エトキシル化と呼ばれる工程があります。
1,4-ジオキサンは、この工程で発生する物質。単に「ジオキサン」と呼ばれることもあります。
1,4-ジオキサンは発がん性物質とされています。
ただ、製造工程で発生する成分であり、意図的に添加される成分ではありません。そのため、化粧品などの全成分表示では記載されません。
しかし、実際には化粧品やシャンプーなどのヘアケア製品、歯磨き粉、食器用洗剤、洗濯用洗剤などに含まれています。特に、泡立つ製品に含まれる可能性が高いとされています。
1,4-ジオキサンの発がん性の懸念
1,4-ジオキサンは、次のような機関で発がん性物質またはその可能性がある物質と指定されています。
実は、エトキシル化化合物から1,4-ジオキサンを除去する方法もあります。アメリカの調査では、この方法により化粧品に残留する1,4-ジオキサンが大幅に減少していることも示されています。
しかし、その方法で最終製品からジオキサンを完全に除去できるわけではありません。そのため、製造工程で生じた1,4-ジオキサンが検出可能な量で残留している可能性はあるのです。
最初からエトキシル化を必要としない成分であれば、1,4-ジオキサンが残留することはありません。だからこそ、エトキシル化が不要な成分を使った製品を選択するのがおすすめです。
全成分表で確認すべき成分
先述したように、1,4-ジオキサンは意図的に添加されたものではないため、全成分表に記載されることはありません。
1,4-ジオキサンを避けるには、エトキシル化された成分を避ける必要があります。
次のような成分が1,4-ジオキサン汚染の可能性が高いもの。
全成分表示に記載がないかを確認するようにしましょう。
- PEG:「PEG」の後に数字が付記されている成分。例えば、PEG-400やPEG-20など。
- ポリソルベート:「ポリソルベート」の後に数字が付記されている成分。例えば、ポリソルベート20やポリソルベート80など。
- セテアレスやラウレスなど「〜レス」という名前の成分:例えば、セテアレス-20やラウレス-10など。
1,4-ジオキサン残留のリスク成分を配合しないスキンケア「CONCIO」
国内外のエビデンスを徹底的に調査するCONCIO Academy。活動をとおして、こうだったらいいのになと感じてきたことをCONCIO(コンシオ)というブランドで実現しました。
- 1200種類以上のマイクロプラスチック成分を使わない
- アレルゲンや肌刺激のリスクが高い成分を使わない
- ホルモンかく乱や発がん性の懸念がある成分を使わない
など、合計2500種類以上の成分を使わないオールインワンスキンケアです。もちろん1,4-ジオキサンを含む可能性がある成分は使っていません。
また、使わない成分と同じぐらい厳しい基準で選んだ9つの保湿成分を配合。肌にしっかりとうるおいを与え、肌バリアをサポートします。
地球にも肌にもやさしいスキンケアを、ぜひ体感してみてください。
*すべての人に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。
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