大人気の美容成分ビタミンC
美白、シワ予防、肌のハリ。さまざまな肌の改善を促す成分として化粧品に配合されるビタミンC。高い効果を期待してか、中にはかなりの高濃度で配合されていることもあります。
でも、ビタミンCには本当に美容効果が期待できるのでしょうか?また、ビタミンC配合の化粧品は敏感肌の人が使っても大丈夫なのでしょうか?
ビタミンCの美肌効果
ハーバード大学医学大学院の情報によると、ビタミンCには下記のような多くの美肌効果が期待できます。
シワ改善
ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、シワを改善すると言われます。これは複数の臨床研究で証明されています。ある研究では3ヶ月間毎日ビタミンCを使用すると、顔や首の細かいシワが改善されたことを示しています。また、肌の手触りや見た目も改善されたとする研究もあります。
紫外線からの保護
日焼け止めとビタミンCを併用することで、紫外線から肌を守る効果が期待できると言われています。また、紫外線を浴びてしまったアフターケアにも有効。ビタミンCをビタミンEなどと一緒に使うことで赤みを抑え、紫外線によるダメージを防ぐことを示す研究もあります。
美白効果
ビタミンCは肌の色素産生を妨げます。その効果により、シミを目立たなくすると言われます。ある臨床試験では、ビタミンCを含むクリームを塗布した被験者のほとんどでシミが改善されたとしています。ただ、ビタミンCの美白効果についてはさらなる研究が必要ともしています。
皮脂のコントロール
ビタミンCはには抗炎症作用があるとされています。それにより皮脂分泌がコントロールされ、ニキビにも効果がある可能性が示されています。ビタミンCを1日2回塗布した場合、プラセボと比較してニキビが減少したとする臨床試験もあります。
上記のどの研究においても、ビタミンCを肌に使用することで大きな副作用は報告されていないとのこと。ただ、ビタミンCの美容効果を研究した臨床試験の数は多くありません。効果や安全性を確実にするためには、さらなる研究が必要とされています。
敏感肌にもビタミンCは使える?
ビタミンCに期待できそうな多くの美肌効果を知ると、使ってみたくなりますよね。でも、肌に刺激を感じやすい敏感肌の人がビタミンC配合の化粧品を使っても大丈夫なのでしょうか?
答えはイエス。
ビタミンCが高濃度に配合されていない限り、敏感肌でもビタミンCが使える場合が多そうです。
例えば、パルミチン酸アスコルビルは人気のビタミンC誘導体。EWGの安全評価でも「2」と評価されており、肌刺激やアレルギーリスクは示されていません。
また、ピュアビタミンCと呼ばれるアスコルビン酸の評価も「1」。こちらも安全性は高く評価されています。
とはいえ、ビタミンC成分に刺激を感じる人もいます。
特に、高濃度に配合されたものの場合は要注意。また、一緒に使われている成分にPGやDPG、精油や香料などの刺激が強めの成分が使われている可能性もあります。
下記のような症状が出たら使用は控えるようにしましょう。
- かゆみ
- 赤み
- 腫れ
- 炎症
- ヒリヒリ感やほてり
特に目の周りなど皮膚が薄い箇所に症状が出やすいかもしれません。使用前には全成分を確認し、肌刺激やアレルギーリスクが高い成分が入っていないかを確認しておくと安心です。
子供への使用はNG
ビタミンCの安全性や副作用などの研究は成人のみで実施されています。小さな子供を対象にした研究はほとんどなくリスクは不明。その点からも、小さな子供への使用は控えるのがよさそうです。
小学校高学年から思春期になると、ニキビが気になる子供も増えますよね。
その場合、市販のビタミンC美容液に頼るのではなく、皮膚科医に相談の上、正しい治療を受けるがおすすめです。
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*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。