ヴィーガンコスメはナチュラルか

ヴィーガンコスメは肌にいい?

ヴィーガンコスメってなに?

世界的に人気のヴィーガンコスメ。日本でも増えてきています。
でも、ヴィーガンコスメって一体どんな化粧品なのでしょうか?

ヴィーガンとは、完全菜食主義者という意味。卵や乳製品を含む動物性の食べ物をいっさい口にしない人たちのことです。

また、食べ物だけではなく、毛皮やレザーなど動物由来の素材を使った衣服やインテリアも避けます。つまり、あらゆる場面で動物由来のものを徹底的に避けるライフスタイルを送る人たちです。

その考え方を化粧品に取り入れたのがヴィーガンコスメ。つまり、動物由来の成分を使わずに作られた化粧品のことを指します。

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ヴィーガンとは完全菜食主義者のこと
化粧品には下記のような動物由来成分があります。ヴィーガンコスメでは、これらを配合しないとされています。

  • ラノリン(羊の毛が由来)
  • コラーゲン(魚や牛、豚などが由来)
  • エラスチン(豚や魚が由来)
  • 乳タンパク、乳エキスなど(牛乳由来)
  • ハチミツ
  • ミツロウ(蜂の巣が由来)
  • プロポリス(ミツバチが作る物質)
  • コチニール(昆虫由来)
  • ゼラチン(動物の骨や皮膚が由来)
  • ケラチン(羊の毛由来)
  • ラクトース(乳糖:哺乳類の乳が由来)

また、下記の成分には動物由来と植物由来があります。これらのうち、動物由来のものは配合されません。

  • ヒアルロン酸(鳥のトサカ由来と培養菌由来がある)
  • スクワラン(サメ由来と植物由来がある)
  • グリセリン(動物由来と植物由来がある)
  • レシチン(卵由来と大豆などの由来がある)

ところが、これらの成分が入っているのにヴィーガンコスメとして販売されているのを見かけることがあります。ちゃんと成分を確認することが大切ですね。

ヴィーガンコスメは自然由来100%?

ヴィーガンコスメは、自然由来の原料だけで作られているとは限りません。
といのも、動物由来でなければヴィーガンと言えるため、合成成分が配合されることがあるからです。中にはマイクロプラスチック成分が入っていることも。

マイクロプラスチックは人工のものですから、動物由来ではありません。だから、ヴィーガンコスメとされていても、決してそのメーカーが嘘をついているわけではないのです。

たとえ、合成成分100%でもヴィーガンコスメ。「動物由来ではないこと」が条件であることを覚えておきましょう。

ヴィーガンコスメは肌にいい?

上述したように、ヴィーガンコスメの基準は「動物由来ではないこと」。肌にやさしい成分が使われているとは限りません。また、敏感肌でも安心して使えるような低刺激処方になっているかもわかりません。

それに、アレルギー性が高い成分が配合されている可能性もあります。

つまり、動物由来の成分を使わないこと以外、ヴィーガンコスメには明確な基準がないのです。

ヴィーガンコスメを選ぶときは

自分が大切にしたい基準を明確にすることが大切。

動物が犠牲になる選択を避けたい人にはヴィーガンコスメは最善の選択と言えます。でも、地球に優しい選択をしたい場合、マイクロプラスチックが入っていないヴィーガンコスメを選ぶ必要があります。

また、肌にやさしい化粧品を探している人は、刺激が強い成分が使われていないヴィーガンコスメを選ばないといけません。

ヴィーガンコスメだからと言って、これらすべてが叶うわけではありません。自分が選びたい基準を明確にして、イメージに惑わされず正しく選びたいですね。

 

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