小学生や中学生のスキンケアは必要?

小学生や中学生のスキンケアは必要?

低年齢化する化粧品デビュー

乾燥してカサついた肌のケアは年齢を問わず大切です。

でも最近はSNSの影響で、小学生や中学生のスキンケアが世界的に過剰になりつつあります。

これは日本も決して例外ではありません。

「小学生の女の子がピーリング成分や美白成分が入ったスキンケアを毎日している」

そんな例も珍しくないからです。

美白やピーリングに励む10代の子供が増加

では実際に、小学生や中学生が大人と同じようなスキンケアを毎日するとどうなるのでしょうか?

この記事では海外の事例や皮膚科医の見解も参考にしながら、詳しく解説します。

「まさに最近、うちの子がスキンケアに興味を持ち始めた!」という方は特に、最後まで読んでみてくださいね。

大人用のスキンケアを小学生や中学生が使うとどうなる?

特に欧米では小学生や中学生のスキンケアが大ブームとなっています。

毎日10〜20種類の化粧品を使ってスキンケアをしている小・中学生もいるのだとか。中には、シミやシワ、アンチエイジングのための成分が配合された化粧品を使っている子供もいるそうです。

そんなスキンケア製品を10代の子供が毎日使うとどうなるのでしょうか?

1. 肌トラブルの増加

大人用の化粧品は刺激が強いことも多いため、塗布時にチクチク・ヒリヒリすることがあります。使い続けると肌に刺激、かゆみ、赤み、乾燥、かさつきを引き起こすも。
また、思春期ニキビが悪化する原因になる場合もあります。

2. アレルギー発症のリスクが高まる

過剰なスキンケアがアレルギー発症の引き金になることがあります

強い香りや数多くの成分が使われている化粧品の場合、アレルギーを発症するリスクが高まります。
一度発症してしまうと完治することが難しく、同じ成分や似た成分をずっと避け続ける必要が出てきます。

参考記事:アレルギーのリスクがある4つの化粧品成分

3. 皮膚炎発症のリスクが高まる

過剰なスキンケアを続けた結果、顔に赤い発疹ができるなどの皮膚炎を患う小学生や中学生が増えています。

スキンケアに含まれる防腐剤などが肌に過剰に与えられた結果、皮膚の常在菌バランスが乱れる可能性があるからです。

常在菌を殺す可能性がある防腐剤が日常的に肌が触れ続けることで、炎症や皮膚炎、ニキビ、酒さなどにつながることがあるというわけです。

小学生や中学生の肌にはどんな成分を避けるべき?

小学生や中学生のスキンケアで避けるべき成分

大人の肌のための成分は、10代の肌には刺激が強すぎるものもがたくさんあります。特に下記のような成分には注意したいものです。

ピーリング成分

ケミカルピーリング成分は古くなった角質や皮膚を剥がすもの。大人よりも肌が薄く若い肌には、刺激が強すぎるため避けるのが安心です。

代表的なピーリング成分は下記のとおりです。

グリコール酸やリンゴ酸などはAHAやフルーツ酸とも呼ばれます。

ざらつきや毛穴の黒ずみへの効果を謳う洗顔料やクレンジング、毛穴パックなどに配合されていることも多いです。

参考記事:AHA(フルーツ酸)をスキンケアに取り入れる7つのメリットとリスク

レチノール

ニキビや毛穴の黒ずみに効果があるとして、若者をターゲットにしたスキンケアへの配合も目立ちます。

ですが実際のレチノールの効果は、シワを減らすためのコラーゲンを生成すること。いわゆるアンチエイジングのための成分です。

そのため、10代のスキンケアは不要。
刺激もかなり強いほか、ビタミンA毒性や光発がん性のリスクも指摘されています。

子供の肌はコラーゲンやエラスチンの繊維がしっかりしています。そのため、アンチエイジング成分は若い肌には必要ありません。

参考記事:話題の美容成分レチノールを避けるべき本当の理由

こってりした保湿クリーム

肌のバリア機能がきちんと働いている若い肌には、保湿クリームのエモリエント効果が高すぎることがあります。エモリエント効果とは、肌に油性の薄い膜を作って肌の水分蒸発を防ぐこと。

ホルモンの変化で皮脂の分泌が増える思春期の肌に使うと、毛穴が詰まりやすくなる可能性があります。その結果、思春期ニキビが悪化することも。

防腐剤

小学生や中学生のスキンケアでは化粧品の防腐剤にも要注意

ホルモンバランスを乱すとされるパラベンや常在菌を乱す可能性があるフェノキシエタノールなど。化粧品には多くの種類の防腐剤が使われています。

化粧品の品質を保つ役割は必要ですが、肌に毎日触れ続けることによるリスクもあることをお忘れなく。

香料

天然の精油でも合成香料でも、香料には高いアレルギーリスクがあるとされています。できれば、小学生や中学生のスキンケアには無香料のものを選ぶのがおすすめです。

小学生や中学生にふさわしいスキンケアは?

若い肌には自然な保護力と回復力があります。そのため、たくさんのスキンケア製品を使う必要はありません。シンプルな処方の保湿剤を塗る程度で十分です。

でも、こんなときは、

思春期ニキビや過剰な皮脂が気になる

石けんベースの洗顔料で洗顔を。余分な皮脂と汚れを落とすだけで十分です。

また、肌の乾燥を感じる場合には、石けんを使った洗顔は夜だけでも問題ありません。

ピーリング成分や防腐剤などの余計な成分が入っていないものを選ぶのがポイント。丁寧に洗い流した後は、シンプルな保湿剤を適量を守って塗りましょう。

あるいは、

乾燥がひどくてカサカサ

乾燥がひどい場合は、ヒアルロン酸が入った保湿剤が有効。また、肌になじみやすい植物オイルを乾燥がひどい部位に塗るのもおすすめです。

多くの人が安心して使えると言われる植物オイルの代表格は、ホホバオイル。化粧品では「ホホバ種子油」という成分名で使われます。

すべてのスキンケアが悪いわけではありません。皮膚は年齢とともに変化しますから、年齢に合わせた正しいスキンケアを心がけることが大切なんですね。

さいごに

子供たちの情報源のほとんどはSNSです。

自分が憧れるインフルエンサーに影響されて、高価なクリームやフェイスマスクなどに興味を持ちます。大人用の化粧品を使いたがることもあるでしょう。

でも、そうしたインフルエンサーはスキンケアの専門家とは限りません。

小学生や中学生のスキンケアは正しい情報に基づいて選ぶこと

皮膚や化粧品成分が持つ効果やリスクについての知識を持たずに、商品をプロモーションをしていることもあります。

その目的は大抵の場合、企業から報酬を受け取るため。本人は普段その商品を使っていないなんていうこともあります。

大人でも情報の真偽は見極めにくいですよね。

そんな中でこの記事が、親子で正しいスキンケアについて話し合うきっかけになれば嬉しいです。正しい知識を持って、肌を健やかに保ちたいですね。

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