ある日突然、酒さになる
酒さとは鼻や頬を中心に、顔に赤みが現れる慢性的な皮膚疾患。
30代以上の女性に出やすいとされています。
原因はまだよくわかっておらず、ある日突然、酒さの症状を発症する人も珍しくありません。
赤みやほてりが出る以外にも、ニキビのような吹き出物が現れることも。明確な治療法も確立されておらず、長期にわたって悩む人が増えています。
酒さの肌への適切なスキンケア
酒さになると肌が敏感になり、刺激を感じやすくなります。そのため、今まで毎日使っていた化粧品が使えなくなることも。

とはいえ、適切なスキンケアは肌の状態をコントロールするためにとても重要。でも、酒さの肌にどんなスキンケアをすればいいの?と悩む人も多いと思います。
この記事では、酒さの肌への適切なスキンケア方法について紹介します。
刺激を避ける
刺激を感じやすくなっている酒さの肌には、やさしいスキンケア製品を選ぶことが必須。
多くの化粧品には肌を刺激する成分が配合されています。化粧品を選ぶときには、下記のような成分が入っていないかを確認しましょう。
- アルコール(エタノール、変性アルコール)
- カンフル(d-カンフルを含む)
- 香料
- 精油(オレンジ果皮油、ベルガモット果実油、ラベンダー油など)
- グリコール酸
- 乳酸
- レチノール
- メントール
- ラウリル硫酸ナトリウム(シャンプーによく使われる)
- 尿素
無香料を選ぶ
香料には刺激性やアレルギー性が高い物質が含まれていることがよくあります。そのため、香料が配合されていないものを選ぶようにしましょう。
また、合成香料ではなく「精油なら大丈夫!」という考え方もNG。

天然の精油のほうが合成香料よりも、かえって刺激性やアレルギー性が高いこともあります。
つまり、天然・合成に関わらず「無香料」を選ぶのがポイントということです。
<選ぶべきは「無香」ではなく「無香料」> ニオイを感じない化粧品でも、原料のニオイを隠すために微量の香料が使われていることがあります。肌刺激を避けたい場合は、「無香」ではなく「無香料」を選びましょう。 |
酒さでも使えるか、少量から試す
「敏感肌用だから」
「今まで使ってた化粧品だから」
「今まで何も問題なかった化粧品と同じメーカーだから」
そうしたことが、酒さの肌に安心して使える根拠にはなりません。
酒さになると「顔に塗るものすべてがしみる」と感じる人もいます。肌に刺激を感じないかを、必ず少量から試すようにしましょう。
<1日で判断はNG> 気になる化粧品がある場合、トライアルセットやサンプルがあれば、まずはそちらから試してみるのがおすすめです。 ただ、1日分だけで判断するのは禁物。数日使った後に肌に反応が出ることもあるからです。できれば3日〜5日間試すのが安心です。 |
ノンコメドジェニックを選ぶ
酒さになるとニキビのような吹き出物が顔にできることがあります。
皮脂やホルモンバランスが原因の思春期ニキビとは異なり、肌の常在菌バランスが崩れることによって現れるとも言われています。

そのため、保湿をやめるのはNG。酒さの肌では、肌のバリア機能回復が最重要だからです。ただし、吹き出物の悪化を防ぐために、毛穴に詰まりにくい成分が配合された保湿剤を選びましょう。
<毛穴に詰まりにくいかどうかは> 商品に「ノンコメドジェニック」と書かれているかを確認しましょう。書かれていなくても、メーカーに問い合わせると教えてくれるはずです。 |
石けんは酒さにはNG
吹き出物ができたり皮脂が気になると洗顔やクレンジングをどうするべきか。悩みますよね。
でも、「しっかり落としたいから」とゴシゴシ洗うのはNG。また、皮脂を落とし過ぎてしまうクレンジングや洗顔も避けるのが安心です。
「敏感肌用」「弱酸性」などと書かれたマイルドなものを選びましょう。そして、洗顔料やクレンジングが肌に残らないよう、洗い流しは丁寧に。肌に残ってしまうと、刺激や肌荒れの原因になります。
ちなみに、優しそうなイメージがある石けんは、実は弱アルカリ性です。
肌のバリア機能が乱れている酒さの肌はアルカリ性に傾いていることが多いです。そんな肌に石けんを使うと、刺激・肌荒れ・酒さの悪化の原因になりかねません。
酒さが落ち着くまで、石せんは避けたほうがいいかもしれません。
<朝の洗顔はどうする?> バリア機能を守るために、朝の洗顔はぬるま湯だけで済ますのがおすすめです。 |

洗顔後の保湿は不可欠
洗顔後、顔を拭いたら完全に乾くまで待ちましょう。乾いた肌に保湿するほうが、成分による刺激を感じにくいからです。
もし、酒さの薬を処方されているなら、乾いた肌にまず薬を塗ります。その後に、刺激を感じない化粧水や保湿クリームをたっぷり目に塗布します。
酒さの肌は乾燥したりオイリーに感じたり、人や症状によって肌の状態はまちまちです。
でも、どんな状態であっても保湿剤は不可欠。保湿をすることで肌に水分と潤いを与え、健康な肌に必要な脂質を回復させてくれるからです。また、保湿することで治療効果が上がる可能性もあります。
<保湿で治療効果もアップ?> 20人の酒さ患者を対象にした小さな研究があります。そこでは、保湿剤を毎日塗ることで治療効果も向上する可能性が示されています。 この研究の対象は、酒さの治療薬(メトロニダゾール)を使っている患者。患者は15日間の調査中、顔の半分は薬だけ、もう半分には薬の後に保湿クリームを1日2回塗って過ごしました。 15日後、どうなったかというと… 保湿したほうの半分は肌の乾燥や肌荒れ、ざらつきが減少。薬と保湿剤を併用することで肌のバリア機能の回復が促進され、刺激や不快感も減ったという結果になりました。 ちなみに、他の論文でも酒さの肌でのスキンケアの重要性は示されています。 |
酒さを悪化させる紫外線から肌を守る
季節を問わず、紫外線対策をしましょう。紫外線で酒さが悪化する可能性があるからです。

日焼け止めは一年中塗るのが安心。でも、日焼け止めで肌荒れをしやすい人も中にはいます。
そんな人は、衣服や帽子、サングラスで皮膚を保護。その上で、以下のような点に注意しながら肌に合うSPF30以上の日焼け止めを探してみるのがおすすめです。
<水や汗に強い日焼け止めに要注意> 汗や水で落ちにくい日焼け止めには、下記のようなシリコーンが高配合されているものが多いです。
シリコーン自体は肌には刺激はありません。そのため、酒さでも刺激を感じず、使いやすいです。 しかし、クレンジングで非常に落ちにくいのが難点。毛穴に残って吹き出物が悪化する可能性もあります。シリコーン配合の日焼け止めを使う場合には、丁寧なクレンジングを心がけることが大切です |
角質除去・ピーリングはNG
吹き出物が気になると、角質除去やピーリング作用のある化粧品を使いたくなるかもしれません。
ですが、酒さの場合はNG。刺激が強過ぎて、酒さが悪化するリスクがあります。
角質除去やピーリングではなく、クレンジングで毛穴をキレイに保つようにするほうが安心です。
さいごに
酒さは慢性的な皮膚疾患。すぐにキレイに治すのは難しいかもしれません。
でも、この記事の内容を取り入れて酒さの悪化を防ぎ、少しずつ改善を目指せるヒントになると嬉しいです。
LINEでしか言えない情報も配信中
CONCIO AcademyのLINEアカウントでは、より安心な化粧品を選ぶために役立つ情報を発信しています。
登録はこちらから→https://lin.ee/jAkRPAs
化粧品成分のリスクをとことん研究した「CONCIO(コンシオ)」
CONCIOは日本で初めてEWG認証を取得した新基準の無添加スキンケア。
化粧品成分による肌刺激やアレルギーのリスクに着目し、2500の成分を使わない独自の安全基準を徹底しています。「酒さで使えるスキンケアがない」と悩んでいた多くの方にも、ご愛用いただいています。
*すべての方に肌刺激やアレルギーが起こらないわけではありません